「VIRON」@渋谷でランチ
日本が誇るプリンセス・サーヤはとうとう人妻になってしまったのね、あの日のサーヤはきれいだったワァ、今ごろ1LDKのお部屋で何してるのかしら?と、しつこくサーヤのウェディングにまつわる色々を反芻してたところ、フリーペーパーでプリンセス風な映画『ロバと王女』を発見。
”カトリーヌ・ドヌーヴ主演の幻の名作”というキャッチコピーに懐疑的な目を向ける雪ぐまを、「映画のあとで生牡蠣食べましょ」という魅惑のプレゼンによって誘い出しました。
フランス映画だからランチもフランス風に、ということで、まずはフレンチスタイルのパン屋として定評のある渋谷の「VIRON」の2階ブラッスリーへ。
【写真左:ブーダン・ノワール、右:鶏レバーのパテ】
前菜に、雪ぐまは「ブーダン・ノワール(豚の血と内臓の腸詰)」を、私は「鶏レバーのパテ」をオーダー。わたくし「ブーダン・ノワール」は食べたことがなかったので、雪ぐまの前にサーブされた黒々と太いその姿を見て、ちょっぴり度肝を抜かれました。
さるも:「ど、どう? 味は?」
雪ぐま:「濃厚でレバーのような・・・、本能が目覚めそうな味」
ちょっと分けてもらって食べてみると、た、たしかにプリミティブな味。わたしが食べた鶏のレバーもかなり重い味わいでした。おいしかったけど。
ここのランチにつく焼きたてのバゲットは、本当においしいうえに食べ放題。中身は粉の味がきちんとしてもっちりと、外側は香ばしく焼き上がって良い香りがします。別オーダーのエシレバターをつけて食べていると、それだけでもう大満足。
メインプレートは二人とも「イベリコ豚のグリエ」。す、すごいボリュームなんです、しかも半分くらいが脂身なんです、ガクブル。
【写真左:イベリコ豚のグリエ、右:牡蠣茶漬け(後述)】
前菜の濃厚パンチにやられたくせにパンばかりやたらと食べてしまったおろかな私は、見ただけでかなりお腹いっぱい状態。
一切れ食べると、これまたしっかりとした肉の味がしておいしい。脂身にも旨味がたっぷり。でも、体力ばかりでなく消化能力も低下しつつある私にはとても困難な一皿でした。
このお店のお料理はワインを楽しむために作られてるんですね、きっと。ランチではなく夜に、ワイン好き四人くらいで、しかも万全の体調で臨むが吉なのでしょう。「VIRON」のオフィシャルサイトはないようなので、参考までにAll About Japanの記事を(ttp://allabout.co.jp/gourmet/bread/closeup/CU20030710/) 。